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トランプ大統領はどんな人なのか?

立沢賢一氏が見るトランプ大統領とは?

「メキシコとの間に壁を作る」など、衝撃的な発言が多かったトランプ大統領は、就任前から日本のメディアでも大きな注目を集めました。
不動産王としても知られている人物ですが、実はプロレスとの関わりも深いといわれています。

米国で行われている世界最大級のプロレスイベントに登場し、プロレスラーの技を受けたこともあるそうです。
もともとこのイベントでは「億万長者対決」という催しが行われており、立沢賢一氏のように実業家として名を馳せていた当時のトランプ大統領は選手のマネージャーとして登場をしています。

もう一人大富豪と対決をし、選手が負けてしまった方は坊主頭になる、という趣旨のイベントです。

トランプ氏がマネージした選手が勝利をおさめたため、坊主頭になることはありませんでした。
しかし勝利の祝杯をあげている際に、トランプ氏はレフェリーをつとめていたレスラーから必殺技を受けてしまう、という演出です。
大変過激な話ですが、プロレスらしい派手な演出は当時の観客を大いに沸かせたといいます。

見事大統領の座を勝ち取ったのはプロレス?

トランプ氏が見事大統領の座を勝ち取ったことについて、プロレスとの関係を指摘する人も多くいるようです。
米国の大統領は国民投票によって選ばれますから、どのような発言をしてどういった層を取り込んでいくのかが重要となります。
プロレスというエンターテインメントの場において注目を集め、観客の心をつかむということは、選挙における人心掌握とつながりがあるのかもしれません。

選挙期間中には過激な発言が多かったトランプ氏ですが、一般的な内容のコメントをしても注目を集めることが難しいと判断したことが、その理由ではないでしょうか。
賛否両論があるものの、注目を集めやすい発言を繰り返していくことによって、より多くの支持を集めることができたと考えられます。

プロレスは格闘技ではありますが、観客を喜ばせるパフォーマンスでもあり、試合だけでなく演出にも重きがおかれています。
単純な強さと勝ち負けを競うだけでなく、選手一人一人のキャラクターやスタイル、マイクパフォーマンスを披露する場でもあるのです。

様々なハンドサインを繰り出す独特のスピーチ

トランプ大統領のスピーチは独特なスタイルを持っていることでも知られています。
様々なハンドサインを繰り出し、時として表情を大きく動かし、そしてシンプルな単語を繰り返す、というスタイルです。

手や顔を動かすスピーチは、見ている人の視線を自然と引き寄せるといわれています。
どんなに良い内容の演説であっても、平坦な声で単調な語り方をしていると、見ている側には飽きが生じてしまいます。
またあまりにも複雑過ぎる内容や、難しい語句を多用するようなスピーチも魅力に乏しいといえるでしょう。

内容をなるべくシンプルにまとめ、平易な語句を使用しつつ派手なハンドサインと表情をプラスするというトランプ大統領のスピーチスタイルはプロレスのマイクパフォーマンスにも通じるといわれています。
観客を沸かせるパフォーマンスとしてスピーチを行ったことが、トランプ氏を大統領の座に導いた一つの要因かもしれません。

ヒラリー・クリントン氏と接戦を演じた選挙戦

保守層を中心に人気を集めたトランプ氏ですが、大きな差をつけて勝利をおさめたというわけではありませんでした。
ヒラリー・クリントン氏と接戦を演じ、最終的にはごく僅差で勝ちを得たといいます。

過激な発言についてメディアから厳しい批判を受けることも多く、勝利後においてもデモが行われるなど、順風満帆なスタートをきることはできませんでした。

こうした状況についてトランプ大統領は疑問を持っていたのか、SNS上でメディア批判をしたこともあるそうです。
一部のメディアについて「フェイクニュース」を流しているという批判を直接行い、自身のSNS上でオリジナルの「フェイクニュース章」を発表したこともあります。

オリジナル「フェイクニュース章」を受賞したのは米国のリベラル系とされる各種メディアであり、受賞理由の中には訪日時に関するニュースも取り上げられていました。

SNSをパフォーマンスの場として活用しているトランプ大統領

訪日時、トランプ氏は首相とともに鯉の餌やりを体験したのですが、時間が無かったのか、二人は途中で餌を全て池にまいています。
しかしメディアはトランプ氏のみの画像を提示したため、まるで彼1人が傍若無人な振る舞いをしたかのように見られてしまったのです。
大統領はこうしたメディアのニュースを印象操作であると考え、直接情報発信ができるSNS上で強く批判したといいます。

インターネットの普及によって誰もが直接世界に情報を発信できる世界となりましたが、政治の場においてこれほど積極的にSNSを活用している人は他に居ないのではないでしょうか。

自分自身をどう見せるか、どのように演出していくかという点について、独自のノウハウを持つトランプ氏だからこそ、こうした手法が可能なのかもしれません。SNSをパフォーマンスの場として活用しているトランプ大統領は、新しい時代の新しい政治家として歴史に残る人物だといえそうです。