今度期待される再生可能エネルギーとは?

今度期待される再生可能エネルギーとは?

  • fukush
  • 2021年7月2日
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最終更新日 2024年4月23日 by fukush

太陽光発電は従来であればビジネスの一つとして注目を集めていたものですが、現代においては家庭用太陽光発電システムの普及により身近なものとなっています。
新築の住宅を建築するとき、それが注文住宅の場合であれば多くの人々は屋根の上に太陽電池を設置して自家発電を考えるケースが出ています。
既存の住宅でも太陽光発電システムを導入することができる可能性はありますが、これは100%の保証があるわけでなく住宅の屋根の向きや屋根の面積などにより設置ができないこともゼロではありません。

太陽光発電システムを導入するために

設置したくても屋根の向きや形、面積などで導入ができないこともあるわけですが、これから注文住宅で家を作ろうといったときには予め太陽光発電システムを導入するのに最適化された家を検討できるメリットがあるわけです。
太陽光発電システムを導入するためにはそれ相当の費用が必要になるので、新築と同時に設置ができないこともあるでしょう。
しかし、将来システムを導入して自家発電をするといった考えの中で家の設計を行っておけば、予算的に今すぐに導入が難しい場合でも将来のための準備ができるメリットに繋げることが可能になって来ます。

太陽光発電の特徴

ところで、太陽光発電は再生可能エネルギーを活用した設備の総称で、太陽光を電気エネルギーに変換するのが最大の特徴です。
ソーラーパネルは太陽電池などとも呼ばれる装置の総称ですが、内部にはN型とP型と呼ばれる2つの半導体が内蔵してあり、ここに太陽光が当たると電子の動きにより電荷が生じて衝突することで起電力を作り出すなどのメカニズムを持ちます。
曇りの日は晴れた日よりも太陽光は弱くなるけれども、表面には太陽光ともいえる光が当たり続けているため常に発電した状態となります。
これは雨の日でも同じで例え太陽が雲で隠れていてもソーラーパネルは動作をし続ける、発電を維持できるわけです。
一般的には、早朝から夕刻までの時間帯になりますが日照時間が長い地域などではより多くの電力を作り出せるなどからも注目を集めています。

太陽光の次に利用が多い風力発電

再生可能エネルギーは、自然界に存在する太陽光をはじめ風・波・地熱なども含まれます。
風力発電は、巨大な扇風機の羽のようなものを持つ装置を使い、風の力で羽を回転させてタービンを動かす、そして電力を得るといった仕組みを持つもので波や地熱などと比べると目にすることも少なくありません。
一般的には、再生可能エネルギーは太陽光発電での利用が多く、これに続くのが風力発電です。

参照→INFLUX 代表取締役社長 星野 敦氏

波を使った波力発電は、海流を利用した発電システムです。
海上に設置されているものなので普段目にすることはないのですが、面積当たりのエネルギーは太陽光発電の20倍から30倍、風力発電の5倍から10倍とされており、さらなる期待が高まっています。
風力と比べると波の状況は予測がしやすいなどからも発電量そのものの見通しもつけやすいなどの利点があるようです。

風力発電と太陽光発電を併用する

風力発電は風が吹いていないと発電ができない、太陽光発電は夜間に発電ができないなどの弱点がありますが、風力の場合は夜間などでも風が吹いている状態であれば発電し続けることはできる、太陽光発電も日中であれば発電量での差はあるけれども曇りや雨のときでも電気を作り出すことはできるわけで、両者を併用することで再生可能エネルギーの効果はさらにアップするものとなるのではないでしょうか。
風力発電の装置を目にしたり風景写真などで目にしたことがある人は多いかと思われますが、この発電システムに使われる風車は、風車タービン・風力発電機・風力発電装置、いくつかの呼び方があるようです。
水平軸のプロペラ型が主流ではあるけれども、用途に応じて垂直軸のダリウス型・ジャイロミル型・サボニウス型などの種類があるといいます。

風力発電の装置の耐久性について

ちなみに、台風などが上陸すると最大瞬間風速はとてつもないものになるわけですが、風力発電の装置は耐久などのような強風になると破損する可能性があるとされます。
日本は台風が上陸することはあるけれども、台風を超えるようなサイクロンが訪れることはありません。
海外の風力発電設備の中には、サイクロンなどが来るときには支柱ごと倒して強風をやり過ごすケースもあるといいますが、これはごく少数の設備であり大半の場合は維持的に発電を停止させたり、保護の目的で速度を抑制させるといったやり方で行われるのが一般的です。

まとめ

強風が吹けばより多くの電力を得られるのではないだろうか、このように考える人は多いといえるわけですが、風力発電機は定格風速と呼ばれるものがあって定格を大幅に超える風速になると破損の原因になるなど、自然の力のすごさを思い知らせるような話ではないでしょうか。
原子力発電から再生可能エネルギーを活用した発電設備、これは今後期待されるものの一つであり、再生可能といった地球の資源などを使うことなく自然界に存在する永久的に得られるエネルギーを活用したものです。