ゼロエネルギー住宅のメリットとデメリット

ゼロエネルギー住宅のメリットとデメリット

  • fukush
  • 2021年1月21日
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最終更新日 2024年4月23日 by fukush

ゼロエネルギー住宅とは何かというと、家庭で使用するエネルギーよりも作り出すエネルギーの方が多い為、環境や経済的にも助かる住宅の事です。
では具体的にこの住宅に住むとなった時にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

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光熱費を低く抑える事が出来る

まず光熱費を低く抑える事が出来るという点です。
ゼロエネルギー住宅の特徴は、何といっても高断熱と省エネそしてエネルギーを作り出すの3つです。
住宅には色々な高効率な設備が組み込まれており、使用する電力は最小限に抑えながら、屋根に取り付けられている太陽光発電システムによって電力を生み出す事も出来ます。
その結果、日々使用する光熱費を削減する事が出来るというのは大きなメリットです。

今後、必要性が高まっていく背景と蓄電池の種類

家全体が快適な環境になる

また家全体が快適な環境になるというのも大きな魅力です。
ゼロエネルギー住宅は断熱性能も高い為、熱を外に逃がしにくい構造になっています。
その為室内の温度を一定に保ちやすい為、夏は冷房を付ければすぐに涼しくなりますし、そして冬も暖房で暖かい環境の中過ごす事が出来ます。
特に冬は気温が低い為、年配の人は体調を崩しやすいですが、この住宅ならば急激な温度変化によるヒートショックも防げるので家族は安心です。

停電になった時に電気を使い続ける事が出来る

他にも停電になった時に、電気を使い続ける事が出来るというのも魅力の1つとして挙げられます。
日本は自然災害が多い国です。
その為テレビでニュースを見ていると、台風や地震によって停電になったという事はよく聞きます。
電気が使えなくなるとライフラインもほとんど止まってしまう為、一時的とはいえ非常に生活が不便になります。
しかしこの住宅に住んでいればそんな心配は一切無用です。
太陽光発電システムさえ導入していれば、仮に自宅周辺地域一帯が停電になっても、非常用コンセントから発電した電気を使用する事が出来るので、停電が復旧するまでの間でも快適に過ごす事が出来ます。
ただせっかく昼間に自家発電した電気も、蓄電池がなければ貯めておく事が出来ないので、蓄電池はケチらずに設置しておきましょう。

補助金申請をする事が出来る

それから補助金申請をする事が出来るというのもメリットの1つです。
国は環境保護の為に国策として、ゼロエネルギー住宅を増やす事を推進しています。
その為補助金制度も非常に充実しており、条件さえ満たせば100万円前後の補助金を受け取る事が可能です。
この制度を上手に利用すれば、費用を抑えながらこのステキな住宅を建てる事が出来るので、興味がある人は調べてみると良いです。

設備費が多くかかってしまう

一方ゼロエネルギー住宅にはデメリットもいくつかあります。
まず設備費が多くかかってしまうという点です。
どうしてもこの住宅を建てようとなると、一般の住宅よりも性能を高めないといけません。
その為には省エネ設備が必要で、
その結果初期コストが大きくなってしまいます。
少しでも家を建てる時は安く建てたいという気持ちは沢山の人が持っています。
その中でコストが高くなってしまうというのは、いくら快適な生活が出来るというメリットはあっても大きなデメリットなので躊躇してしまう人はまだまだ多く、普及がなかなか進んでいないというのが実情です。

外観デザインや間取りを自分の自由に出来ない可能性がある

また外観デザインや間取りを自分の自由に出来ない可能性があるという点もデメリットです。
この住宅を建てる為には基準が設けられています。
その為外観デザインや間取りに制限があり、注文住宅であるにもかかわらず自分の好きなように作れない恐れもあるので注意が必要です。
例えばこの住宅を建てる場合、屋根に太陽光パネルを設置する必要があります。
しかもなるべく大きなパネルを設置しなければなりません。
何故なら十分なエネルギーを確保しなければならないからです。
その為三角屋根よりも型流れ型の屋根にせざるを得なくなる可能性が高いです。
他にも間取りも出来るだけエネルギー消費を抑える為に、部屋を小さく仕切る必要が出てくる為、大きなリビングを作ろうとしていたけれども実現しなかったというケースもあります。

天候次第では発電量が減る可能性がある

他にも天候次第では発電量が減る可能性があるというのもデメリットです。
この住宅ではエネルギーを生み出す為に太陽光発電の設置が不可欠です。
しかしいざ設置したのは良いですが、毎日晴れるとは限りません。
当然曇りや雨の日はあります。
そういう日は発電量が減ってしまう為、特に梅雨や日照時間の少ない冬は発電量が減ってしまい、あまり電気料金を節約出来ないという事も把握しておく必要があります。

今後は安く買い叩かれる恐れもある

それから電力買取金額も年々減少傾向にある為、余剰電力を以前は高価格で電力会社に売る事が出来ましたが、その期間も過ぎてしまい、今後は安く買い叩かれる恐れもあるというのはデメリットです。
そうならない為にも、自分でより高く電力を買ってくれる所を探し出して契約する等の努力も必要です。

まとめ

このようにゼロエネルギー住宅に住むメリットは沢山ある一方で、デメリットも存在するのでこの2つをしっかりと見極めた上で、自分はどうするかを判断すると後で後悔しないで済みます。